活動実績7 [Lead Generation]
ストーリーで紹介する活動実績 [オフィスクサカベ]
パートナーとの連携で自社製品を補完。
~ UCパートナーとの共同マーケティング ~
新規商談の獲得や製品の拡販には、パートナー企業との連携が重要です。
なぜなら、多くの企業が、自社製品だけでは、End-To-Endソリューション
とならないからです。自社の製品やサービスだけでは不足している部分を
パートナー企業との連携でカバーすることが必要となるのです。
◇ソフトとハードを組み合わせた「UC(ユニファイド・コミュニケーション)」
マイクロソフトの「Lync*」という製品は、チャット・音声通話・ビデオ会議を
可能にするソフトウェアです。当時、UC(ユニファイド・コミュニケーション)は、
まだニッチなソリューションで、これをLyncにより普及させることが
戦略的目標であったのです。 *Lyncは、現在のMicrosoft Teams。
Lyncの特長である内線電話の代わりになることや、
遠隔地とのビデオ会議機能を目玉にして、
重要顧客へセールスを実施したのですが、
「PCで電話するの?」「ビデオ会議システムは、もう導入しているよ」
といったように反応が良くなかったのでした。
そこで、最初に着手したのが、PCから音声通話をするための
「電話機デバイス」をデモルームで体験できるようにすることでした。
電話機デバイスは、Lync周辺機器メーカーとのグローバルパートナーシップで
提供いただきました。このデバイスを使って音声通話を体験してもらうと、
Lyncで通話することの違和感がなくなり、特に中高年層から好評となったのです。
次に、最大手のビデオ会議パートナー企業との連携を進めました。
これは、Lyncの特長のひとつが、他のビデオ会議システムと接続できることで
あったので、他のビデオ会議システムとLyncの連携デモ環境を構築したのです。
これにより、会議室からはビデオ会議システムで参加し、自席や出張先からは
Lyncでビデオ会議に参加することを紹介できるようになりました。
そして、見込客へ音声通話やビデオ会議をご紹介する環境ができたので、
パートナー企業との共同プロモーションを展開したのです。
具体的には、マイクロソフトのデモルームで、Lyncとパートナーの
周辺機器を使った体感型のデモを実施したのです。
お客様は、ソフトウェアとハードウェアを組み合わせたLync環境を
一度に体験することができ、自社導入後の利用方法をイメージできたのです。
この施策の効果は大きく、Lync案件が続々と増えたのです。
さらに、Lyncパートナー企業と、商談の可能性が高い見込客へ
共同セミナーを実施したり、パートナー企業の販売店にも説明したのです。
これらの共同活動の結果、大規模商談をいくつか獲得できたのです。
今回の実例は、ソフトとハードというWin-Winの関係が作りやすい連携でしたが、
工夫次第では同じ業態の企業間でも連携することは可能です。